ホッパーⅡの組み立て
組み立て前に用具を用意します。
中粘度(バルサ用等)と低粘度間接着剤、木工ボンド 5分エポキシ又はホットボンド #240 #180ペーパーサンディングブロック. (ホームセンターの端材コーナーでかまぼこ板位の板を入手して、両面テープで貼り付けると良い)
ハサミ 定規 ドライバー等
飛行までに必要な物
モーター CT1415-2000~2400Kv等
アンプ 6A
サーボ 3~4g級X2
受信機 2~5g級4Ch
バッテリー2s120~350mAh
プロペラ 2000Kvの場合は5035
2400Kvの場合は4030
F5 2枚の間に、F6を挟んで木工ボンド等で接着し、ノーズブロックを作ります。3枚を重ねて目玉クリップ等で挟んで、重ね目に低粘度瞬着を流しても良いです。
F5とF6を重ねたノーズブロックをF4の2mmバルサに直角に接着し、F3の7mm角バルサを接着します。
F1 6mmバルサにF2 6x6ヒノキテールブームを接着し、後部胴体を作ります。テールブームには上下が有ります。端部が斜めにカットしてるのが上です。
F1 とF2を貼り付けたら、この時点で有る程どサンディングしておきますと、後で塗装仕上げする場合に楽になります。
7mm角と2mmバルサをボンド等で接着し、6xヒノキテールブーム後部の右側に、両面テープで貼り付けます。
ノーズブロックと7mm角バルサを接着した、F4の片方を図面にマスキングテープで貼り付けます。
後部胴体をF3の7mm角バルサの部分で接着します。この時、テールブームが図面と並行になるように気を付けます。これにより芯の通った胴体を作ることが出来ます。
F4の左側を接着し、胴体前部ポッドを作ります。
ポッド下面に1mmバルサを貼ってプランクします。F5とF6のブロックの隙間は1mmバルサの端材で埋めます。
ポッド下面後部にサーボ等のリード線を通す穴を開けます。
主翼架台(ウイングマウント)をサンディングして、エッジを軽く面取りします。
一通りサンディングと面取り加工が終わったら、
2mmカーボンロッドを差し込んで、図面の指示寸法で胴体と架台を合体させます。
塗装仕上げする場合は、合体する前にホビーカラー等で塗装すると良いです。
垂直尾翼を立てるための、F7 6x10mmバルサブロックの下面に1.5mm以下のビス穴を錐等で開けます。
6x10mmバルサブロックをサンディングし、面取りをします。面取りのサイズは好みで。
テールスキッドを図面に合わせて曲げ、テールブーム後端に瞬着で固定します。
メインギアーを作ります。図面に合わせてペンチ等で曲げ、車輪を取り付けます。
メインギアーに車輪を装着し、1.8mmプラパイプを3mm位の長さにカットして、高粘度瞬着等で車輪に付かないように気を付けて固定します。
フィルム貼り等の仕上げが終わったら、メカ積みをします。
サーボを図の位置に左右に両面テープ等で貼り付けます。リード線をポッド下の穴から入れます。
主翼を作るためのジグを、エポキシやホットボンド等組み立てます。
主翼の5mmスチレンボードを翼型に湾曲させます。紙管やビニールパイプ等が有れば、押し付けるように曲げます。
気を付けて慎重に、力を入れ過ぎると割れます。
図は内翼で、曲げる前に裏側中央にリブブロックの接着位置を印しておきます。
パイプ等が無い場合は、親指で手の平に押し付けるように、少しづつ慎重に曲げます。
机の角等に押し付けてもいいですが、気を付けないと簡単に割れます。割れてしまった場合は、5分エポキシ等で接着しましょう。
湾曲を中央リブの曲面に合わせます。
リブには前後が有ります。厚みが有る方が前。前後で曲率が違います。
おおよそ曲げたら、内翼と外翼の接合部を、上反角を合わせるための角度を付けるように、2.5mm程凹カーブに削ります。
平板の上に治具を置いて、内翼と外翼を合わせて、接合面がピッタリ合うように、サンディングブロックで削ります。
内翼と外翼の曲面を合わせたら、接合部両面にマスキングテープを貼ります。マスキングテープごと一緒に接合面を削ります。
内翼と外翼を接着します。
接着は、5分エポキシがいいです。マスキングテープを貼ったまま、接合部を合わせて、ずれを直しながら10分くらい抑えて、30分から1時間で完全に接合出来ます。
ホットボンドは瞬時に接着出来て強度も有りますが。ズレた時は修正出が難しいです。
その他弾性接着剤でも付きますが、曲げた時接着が伸びて剥がれます。
接合して30分くらいでマスキングテープを剥がします。2枚のテープを同時に剥がすとはみ出したエポキシも綺麗に剥がれます。
水平尾翼をデザインカットし、スタブとエレベーターに切り離します。
エレベーターをヒンジの逃げ加工し、PPテープ等を貼ってヒンジにします。セロテープでいいですが、セルテープは縮むので0.5mm程隙間を開けます。
エレベーターの舵角は10°も切れれば十分です。
同じように垂直尾翼をフィンとラダーに切り離してデザインカットします。
ラダーにヒンジの逃げ加工し、フィンとラダーをテープで貼って繋ぎます。
エポキシやホットボンド等を使用して、エレベーターにホーンを取り付けます。
同様にラダーホーンも取り付けます。
カーボンロッドとピアノ線を使って、コントロールロッドを2本作ります。
1.5mmカーボンロッドと0.7mmピアノ線を重ねて収縮チューブを被せてライター等で炙ってチューブを収縮させます。
収縮させた後ロッドを捻じって動かせるようにします。
エレベーターホーンにリンケージロッドを接続します。
ラダーホーンにも同様にロッドを接続します。
接続後、プロポの設定で舵角調整した後、ロッドのシュリンク部分に少量の瞬着を流して固定します。
モーターとアンプの接続はなるべく短い方がいいです。できればアンプの被覆を剥がして、ハンダで直結にすると良い。
モーターの回転方向は、結線してみて逆回転す時は、3本の内2本を付け替えます。
被覆を剥がした後は、シュリンクチューブで被覆します。6Aアンプの場合は10mmのチューブでOKです。
モーターを搭載します。例ではコスモテックCT1415タイプ。マウントを両面テープで貼り付けて位置決めをして取り付けます。
アンプと受信機はポッドの中に搭載します。面ファスナー等で固定すると良い。
メカを搭載したら、2mmカラーボードで蓋をします。
アンプ一体型受信機を使用する例。
S-FHSS対応6Ch・15Aアンプ付き。ネットショップロビン。
胴体前部ポッドの中にアンプと受信機を搭載、バッテリーを上に載せます。
飛行中にバッテリーが動いて落ちそうでしたら、テープ等で止めて下さい。又は輪ゴムをはめてもOKです。
バッテリーをポッド下面に面ファスナー等で貼り付ける方法も有ります。
完成例。胴体はラッカースプレー塗装
メカを全て搭載したら、送信機と受信機に電源を入れ、コントロールロッドとサーボホーンがなるべく直角になるように、送信機のトリムを調節します。エレベーターとラダーが真っ直ぐになるようにしたら、シュリンクチューブの部分に低粘度瞬着を少量しみこませて固定します。
重心位置は主翼前縁から35~40mm。
主翼の固定は輪ゴムで、前後に5mmづつ移動できるので、重心位置を微調整出来ます。
プロペラを付ける前にモーターの回転方向を確認します。ラダーとエレベーターの方向を確認します。舵角量はラダー左右5~10mm エレベーター上下3~6mm。慣れてきたらラダー10~15mm エレベーター5~8mm位にします。
最初はモーターを回さず、手投げで滑空うさせて、安定してまっすぐ直線的に滑空するように調整します。
初めてRC飛行機を飛ばす人は体育館等の室内又は微風以下の人のいないグランド等の広い場所で飛ばしましょう。