QRP Tomby400の制作
制作依頼を受け、QRP・Tomby400
を制作しました。
鳥型デザインの400クラス電動グライダーです。
胴体から組み立てます。
ノーズ部分はスピンナーに合わせて削るように、三角部材を組み込みます。
胴体後部には胴枠が無く、Vテールのコントロールロッドの穴を開けると、強度不足になります。
一旦プランクしたバルサを一部剥がし、補強材を接着します。
モーターを仮付けし、仮付けしたスピンナーに合わせてノーズ部を整形します。
設計ではノーズ上部は接着ですが、ハッチとします。
主翼を作製します。
ガル翼の内側は前進角がついてます。
板の上で上面プランクします。
木工ボンドとタイトボンドを使用し、マスキングテープで固定養生します。
翼図面は片方しか無いので、微かに表からの透かしに合わせて、裏に写します。
外翼はテーパーで後退角がついてます。
片側2枚で構成する、内翼と外翼を接着します。木の接着には最強の木工ボンドで接着します。前縁と後縁部はボンドを付けずに、クリップで固定し、前縁後縁部は低粘度瞬着を流し込みます。数分後はみ出たボンドを濡れティッシュで拭き取ります。
外翼に翼端パーツを接着整形し、ある程度サンディングし、内翼と外翼を接着します。
2枚のVテールを作り、サンディング後、片方に三角パーツを木工ボンドで接着します。手で数分押さえて、動かなくなったら、はみ出したボンドを濡れティッシュで拭き取ります。
もう片方も接着し、Vテールを構成します。
フィルム貼り後に接着しようとしましたが、フィルム貼り後はVテールを構成するのが、
難しそうなので、先に接着しました。
生地完成。
Vテールのコントロールロッドの穴を開けます。Vテールを両面テープで仮付けし、穴の位置を決めます。
キットではノーズ上部のプランクは接着になってますが、オーナー希望でハッチにします。
ハッチの内張りを胴体にピッタリハマるようにし、裏側にマグネットを貼り付けておきます。
プランク用のバルサをハッチにします。
位置を決めて、マグネットを置きます。裏打ちに貼り付けたマグネットにより裏打ちがハッチにくっつきます。
マグネットによりハッチと裏打ちがくっついた状態で、ずれないように低粘度瞬着を流して接着します。、
裏打ちを接着し、マグネットと1mmピアノ線のフックを装着します。フックはモーターと干渉しないようにU字にし、胴体前部に引っ掛けるようにします。
設計では、主翼はゴム止めですが、本機ではビス止めにします。
前縁
後縁部はビス止めにします。ビスベースの3mmシナベニアを三角に削り、胴体上面と面一になるようにします。
胴体にビス止めのための基部を装着します。
Vテールのコントロールロッドの出入り口を
塞がないようにします。
生地完の仮組み。
フィルム貼り完成。カラーリングはオーナー希望。
斜め後ろ図。ガル翼です。鳥をイメージした、内翼は大きな上半角のついた前進翼。
外翼は僅かに上がったテーパーの後退翼。
これで引渡し。後はオーナーがメカ積みして完成です。