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​レプリコーンLeprechaunの製作

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ピュアグライダー レプリコーンの製作を依頼されました。

でかいです。翼面積1.14平米あります。デシ平米ではありません。

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胴体もでかいです。30センチの定規と比較すると大きさが判ります。

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本図面は胴体は2m以上ありますが、2分割するためのパーツを、依頼主が別に取り寄せて、その部分の図面と一緒に送ってきました。

2分割胴体の後部側に、ラダーとエレベーターのサーボを搭載する検討をします。

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胴体2分割用キットパーツ。後部胴体用のパーツが足りません。

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図面をトレーシングペーパーでトレースし、材料の3mmシナベニアにスプレー糊で貼り付けます。

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上下2枚のパーツを重ねてミシンで切り出します。

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シナベニアとカバベニアのパーツを貼り合わせます。

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胴体接合部の胴体前部側と後部側のパーツを合わせます。キットではビスで留めるようですが、完成時にどうやって止めるか分からないので、3.5Øカーボンのダボをピッタリガタの無いように入れます。

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ビスで接合するための爪付きナットを埋め込みます。

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接合部を接合した様子。胴体下面は湾曲してるため、カーブを付けます。

キットにはM4ナイロン鍋ビスが入ってますが、M4プラ皿ビスを使用、座グリで面一にします。

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3mmカバベニア製の主翼マウント部を組み立てます。

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胴体の前部を作ります。5x10バルサを2枚重ね、図面に合わせて曲げながらピンで留め、トラス組みをします。これを左右作ります。

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主翼マウント部を挟んで、左右を組み合わせます。前後接合部も組み込みます。

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後部胴体も組み立てます。

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キットには長さ1Mの部材が入ってましたが、入数が不足しており、2分割胴体の後部側は手持ちの910mmを使用ですが、長さが足りず、斜めカットし延長します。

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左右のトラス組が済んだら、先に組み立てておいた接合部を接着します。

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後部胴体組み立て完了。

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前後接合の状態。

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垂直尾翼を作ります。

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垂直尾翼ラダーを仮に装着。

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図面には有りませんが、胴体後端サイドを4mmづつ削ります。

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スタブマウント水平尾翼架台は3mmカバベニア製ですが、4mmバルサにします。

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マウントの内側に、3mmベニアを縦目で接着します。3mmベニアを胴体内側に差し込み固定します。

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マウントを胴体に載せるようにします。設計では水平尾翼はゴム止めですが、ボルト止めにします。そのための5mmベニアを接着します。この時点ではまだ接着はしません。

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エレベーター、ラダーのサーボベッドを作ります。

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サーボベッド組み立てます。

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組み立てたサーボベッドを後部胴体側に取り付けます。

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ラダー、エレベーターのリンケージロッドガイドを4mmアルミパイプで作ります。

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ロッドガイドを胴体に設置。2Øカーボンロッドを通します。

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ベニア積層のノーズブロックを接着し、木工サンダーで削って形を整えます。メカ室の3mmベニアを組み合わせて接着します。

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メカ室にはラダーとエレベーターサーボを搭載するサーボベッドになってますが、2個のサーボは後部胴体に搭載するので、

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メカ室には、バッテリーと受信機のみを搭載します。

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エルロンサーボ用のコネクタはVGAコネクタを使用するように穴が空いてます。

秋月電子で3組調達しました。

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2分割胴体の接続部にもVGAコネクタを使用します。前部胴体側は内側からネジ固定するため、M2ナットをハンダ付けします。

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VGAコネクタを設置。胴体前後接続時にコネクタも自動的に接続します。

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垂直フィンを脱着式にするため、4-2Øアルミパイプを加工、M4タップを切り、両側からビスが入るようにします。

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フィンを4箇所で固定します。

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胴体内上部にサーボリード線を通すための、プラスチックフィルムを丸めたパイプを接着します。

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主翼を組み立てます。レーザーカットの精度が悪く、しかも、リブによって微妙に翼型が違ってるので、全部のリブを重ねて修正します。

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メインスパーに8mm厚の下駄を借います。図面では、10mm厚を借うようになってますが、メインスパーを2mm下に下げます。

図面では、メインスパーはリブより2mm凹むようになってますが、どう仕上げるのか書いてません。

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3枚のパーツを繋いで一本の後縁材を作ります。楕円のキャンバー翼なので後縁材に捻じれを付けます。クランプで咥えて捻じれ癖を付けます。

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エルロン部のリブを接着します。

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エルロンの前縁を接着します。この工作が非常に厄介です。3mmバルサパーツ2枚を斜面カットし、V字に合わせます。

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エルロン部ができたら、後縁材を切り離し、シートヒンジを差し込む部分にバルサ片を接着します。

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平面図面では、前縁材は10x10balsaになってますが、断面図では6mmです。10角では楕円部難しいので、4mmバルサを2枚重ね、楕円部を曲げて工作します。

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下面プランクします。

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下面プランク後、4mmバルサの前縁材を接着します。

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上面プランク前に、エルロンサーボのリード線をVGAコネクターにハンダ付けします。

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上面プランクします。

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図面には有りませんが、後縁部とリブの組み合わせ部が弱いので、バルサ片のガセットを接着します。

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全体を整えサンディングして、右主翼生地完成です。楕円キャンバー翼でしかもレーザーカットの精度が悪く、更にリブ1枚1枚微妙に修正しながらで、非常に手間がかかりました。

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水平尾翼を作ります。スパン1170mm有ります。

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リブの前縁側は三角にカットしてあり、10mm角バルサを45度傾けて取り付けます。

楕円のカーブは10mm角のままでは曲がらないので、角の対角に沿ってカッターで割れ目を入れます。

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翼端部を加工します。水平尾翼は対称翼型なので、翼端部が垂れたり上がったりしないように、気をつけながら製作します。

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エレベーターは図面では、ヒンジ部を斜面カットし、テープヒンジですが、大型機なので、シートヒンジにします。

エレベーター前縁材を、キットの10mm角材で8mm角に加工し、リブのスリットを切ります。

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エレベーターを組みます。キットのリブは使いません。

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水平尾翼スタブとエレベーターを一体に成形します。

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図面では、スタブはゴム止めですが、本製作ではビス止めにします。そのためのバルサブロックを、前後に埋め込みます。

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中央部をプランクします。設計は1.5mmバルサですが、本製作では1mmバルサ。

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スタブマウント内側にM3爪付きナットを埋め込みます。

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スタブの取り付けは図のようになります。

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エルロン用のサーボベッドを作ります。

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ウエブサイトの製作例では、エルロンサーボは前縁プランクの部内部に搭載、機体完成後サーボにアクセスできません。

本製作では、一般的な簡素な搭載方法にし、サーボの交換調整等容易にしました。

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エルロンホーンの取り付け部にバルサブロックを接着しました。

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借り組みの際、胴体と主翼の接合部に隙間が生じたので、主翼の接合部上部に隙間を埋めるための薄いベニアを接着し、成形します。

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主尾翼の捻じれが無いか確認で、狭い工房内で借り組みしました。

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生地完成。

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主翼からフィルム貼ります。まず、エルロンの切れ込み部から貼り始めます。

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オーナーの希望でメインカラーはオラライトパープル。サブスパーから前はシルバー。

強いキャンバーの翼型がわかります。

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胴体もメインはパープル。ノーズ部分にシルバーのアクセント。

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ノーズからサイドにかけてストライプ。

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全てのフィルム貼り完了。

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エルロンのリンケージ。テトラのアジャスター付きロッドを使用。ネジ部の対向側は長さをカットし、テトラのアジャスターパーツを瞬着で固定します。調整はネジ部で合わせます。

フィルム貼り後に考えたのですが、サーボのハッチを設けて、翼内に平置きし、ロッドを翼上面に出したほうが良かったかなと思いました。

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エレベーターとラダーのリンケージロッドを2Øカーボンにアジャスターを瞬着で固定。

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エレベーターとラダーのロッドを胴体に挿入します。

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サーボ側はロッドジョイナーでピアノ線と繋ぎ、サーボホーンに接続します。

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ラダーのリンケージ。垂直尾翼フィンは4本のビスで脱着式。

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完成です。

スパン 2660mm

レングス 2165mm

飛行重量 2100~2300g

完成重量 1824g サーボ4個リンケージこみ (受信器 バッテリー ウエイト除く)

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