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​エンテグラ

以前、ふじ模型から発売しておりました、エンテ型カナード機、カナホークの図面を手直しし、エンテ型グライダーを試作しました。 

旧カナホークは矩形後退翼でしたが、今回はテーパー後退翼にしました。

翼長を延長して1065mm  全長は 580mm 重量は2s450mAh搭載で250g

試作1号機は胴体を前作とほぼ同じサイズで角胴で制作。テスト飛行は、まったく安定せず、

エルロンが効かず、よたよたと飛んで、スロットルを下げるとまったくコントロール出来ずに、最後はフラットスピンに陥り、そのまま回復出来ずに墜落(@@)

エンテ型やジェットスタイルの飛行機は、重心位置より前の側面積がヨー軸安定に影響します。

胴体を丸胴に改造してテストしましたが、僅かに改善したていどで、宙返りをすると勝手にロールしてしまいます。

さらにヨー安定をよくするために、主翼の後退角を大きくし、その分翼端フィンを後退させ、テールモーメントを長くしました。

これにより飛行性能は劇的に良くなりました(^o^)

主翼をプランク無しのバルサリブ組で作っておりましたが、少し剛性が足りないようで、何度か飛ばしていると、なにかの拍子に翼端にフラッターが出るようになりました。

そこで前縁を1mmバルサでプランクし、Dボックス構造にしました。それにより剛性は格段にアップし、フラッターは起きなくなりました。

若干デザインを変更しました。胴体を40mm延長し、カナード翼を20%拡大しました。

テストでは更に安定性が増して、上空で無理な舵を打っても破綻することは有りません。

 

 

重心位置は主翼付け根の前縁から20~25mm。カナードの角度はカナード下面と主翼の最上部がほぼ一直線になるように調整します。 リンケージはおおよそに調整してあります。MS工房特製アジャスターは2mmイモネジはあまり強く締めすぎないでください。 トリム調整後はロッドの重なり部分に瞬着を流しておくと安心です。

本機は1機ずつの手作りですので個体差が有ります。初飛行の時は必ず芝生等の場所でグライドテストでトリム調整をして下さい。

上空飛行で背面にした時、大幅にダウンを打つ場合は、バッテリーを後ろに下げるなどして、わずかのダウンで背面が出来るように重心位置を調整して下さい。

強風のスロープ等で飛ばす場合は、主翼中央と翼端板をビスと併用し接着すると耐久性が増します

​詳細はこちらをご覧下さい。

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