quena ケーナ
超小型の、ピュアグライダー・モーターグライダー、のバルサキットです。
全長 400mm
(ピュアグライダー仕様426mm)
全幅 624mm
全備重量 50~60g
チャンネル 2~3
モーター AP03等3g級アウトランナー
アンプ 6A
サーボ 2~3g級x2
バッテリー 100~200mAh
プロペラ 74mm等
重心位置 スパー付近
胴体の製作。F1胴体側板に2x3バルサのサーボベッド受けを接着します。
ピュアグライダーにする場合は、サーボベッド受けを前側に接着します。
1,8mmシナベニアのF3、F4、F5を接着し、胴体を組み立てます。
胴体下面をプランクします。前部80mmは2mm、その他は1mmバルサでプランクし、サーボベッドをサンドブロック等で削って、胴体内側に合わせて接着します。
胴体後部は細いので、プランク後端が欠けやすいので1mmバルサを縦目で貼ります。
上面プランクの前に2mmバルサを図の位置に、木目が縦になるように嵌め込みます。
胴体上面をプランクしたら、サンディングして表面を整えて、エッジを丸く面取りします。モーターグライダーにする場合は、ノーズに1.4mmシナのF2を接着します。
ノーズのF2,F3胴枠にモーターのリード線を通す穴を開けます。
ピュアグライダーにする場合は、堅木と航空ベニアでノーズブロックを作ります。
F2は付けずに、ノーズブロックを機首に接着します。
ノーズを整形します。
1.2mmピアノ線でトーイングフックを作ります。
完成後にフックをノーズブロックに差し込みます。
2mmバルサに切り込みを入れ0,6mmピアノ線を接着し、ハッチラッチを作ります。
3mmバルサ板のハッチ裏側に2mmバルサを接着し、フックを作り、ハッチラッチを接着します。
ハッチが出来たら胴体と合うように整形します。ハッチの後部は主翼取り付けゴムが干渉しないように、逃げを付けます。
胴体背面にコントロールロッドの穴を開けます。ロッドは胴体に対し鋭角になります。装着した時にスムーズに作動するように開けます。
主翼を作成します。中央リブを2枚重ねて、上反角ゲージ10°に合わせて角度が付くように貼り合わせます。
図面にラップフィルムを貼って、ピンで固定して主翼を作ります。
中央部のスパーを1mmバルサで前後から挟んで接着します。中央リブに穴を開けて、カンザシを挿入します。カンザシはピッタリ入るように調整します。
2x10、2x6 2x3バルサで尾翼を作成します。
垂直尾翼の下部の、水平尾翼に嵌る部分は、2mmバルサを縦目に組みます。
水平、垂直尾翼尾翼とエレベーター、ラダーをそれぞれ合わせて成形します。
ラダーとエレベーターの後端を薄く成形します。
紙又はフィルムを貼ったら、尾翼と動翼を平らな作業台に固定して、ヒンジテープを貼ります。
フィルム仕上げの場合は、水平尾翼と胴体の接着面のフィルムを剥がします。
垂直尾翼を接着する部分もフィルムを剥がします。
水平尾翼を胴体に接着します。この時にエレベーターホーンとラダーホーンを取り付けます。その後垂直尾翼を接着します。
胴体メカ室にメカ搭載用の面ファスナーを貼ります。例は電動の場合。
モーターとアンプを小型コネクターで接続するように工作します。例では1,5mmピッチの小型3ピンコネクタのメス側をアンプに直結しました。搭載するときは、第一胴枠の穴からコネクタを入れて、モーターを取り付けた後アンプと接続します。
電動仕様の搭載メカ。例はFrskyVD5Mマイクロコネクタタイプです。
メカ搭載の様子。
電動仕様の完成イメージ。
ピュアグライダー仕様の搭載メカ。
鉛を図のように折り曲げ、第一胴枠の内側に両面テープで貼り付けます。鉛の長さをカットして重さを調節します。
ピュアグライダー仕様の完成イメージ。
CT1415タイプまたは同じ形のモーターを搭載する例。
もーたーに付属のマウントアダプターは使いません。
ノーズ部F2同枠の前にもう1枚2.2mm位のシナベニアパーツを貼り付け、6mm穴を開け、モーター基部を差し込みます。穴の径が大きくなった時は、穴の内側に瞬着を盛って調整し、なるべくキツクなるように調整します。
ハイテック スカイキング用の4インチ折ペラを使用する例。スピンナー径が20mmなのでそれに合わせて胴体ノーズ部を整形します。折ペラの装着はモーターシャフトに差し込み式です。
ケーナ折ペラ仕様例。グライダーらしくなります。飛行重量は65g
30mmEDFを搭載してみました。
10mmバルサ角材でマウントパイロンを作ります。
EDFを主翼の上に搭載するため、翼中央部にバルサブロックを嵌め込みます。
キットは主翼ゴム止め式ですが、翼上にEDF搭載のため、ダウエルとネジ止めにします
ダウエルに対応するシナベニアパーツパーツを作り、F3同枠の後ろに接着します。
EDFをマウントパイロンに粘着系の接着剤で接着し、翼の上にEDFをネジ止めします。
ケーナEDFバージョン例。
メカ類を極力前方に搭載しても、テールヘビーになります。キット付属の8g鉛バラスト前方に搭載し、2s300mAhのバッテリーを搭載してギリギリ100g以下に収まりましたが、重心位置がスパーより少し後ろで若干テールヘビーです。
飛行はスピードの乗った飛びをしますが若干癖が有ります。テールを軽量化するか、水平尾翼スタブの面積を拡大するかして、テールヘビーを解消する必要が有ります。高い位置にスラストラインがあるので、スロットルからエレベーターの15%のダウンミキシングを入れました。
ケーナのキットにはEDF仕様のためのパーツは含まれておりません。製作者で揃えてください。