RES-K2000
F3滞空競技機RES-K2000バルサキットの製作を依頼されました。
胴体ポッドから作ります。主翼リブには番号が符ってありますが、ポッドパーツには符号が有りません。形状を図面と合わせながら接着します。
ポッド後端のカーボンテールブームが入るベニアパーツが細すぎて、バラバラになり、組立が困難なので、パーツを作り直します。
作り直したパーツを組み込むために、ポッド内側部分をカットします。
ポッドを組み立てます。
タイトボンドと瞬着で組み立てます。主翼固定用のナットを埋め込んでおきます。
テールブーム内のリンケージガイドパイプを2mmバルサにで止めます。
ガイドパイプをテールブームに挿入します。
ガイドパイプを前方から挿入しますが、テールブーム後部に出口からピアノ線ロッドを仮に入れ、前方でパイプに挿入しピアノ線と一緒にパイプをブーム挿入し、パイプを後部出口から出します。
主翼の部分と水平尾翼の部分に棒材を仮止めし、ポッドとブームの捻じれを確認し接着します。
ポッド後部はカーボンパーツを装着するようになってますが、キットには入ってなく、バルサブロックで加工して成形します。
ポッドとブームの接合部にバルサブロックを上下から接着します。
ポッドをプランクし、ノーズブロックを接着ます。
プランクが終わったら大まかに成形します。
主翼の製作に掛かります。リブ一枚一枚CNCカットの繋ぎを削り取ります。
大量のリブ。
カンザシホルダーにカーボンカンザシがスムーズに入るか確認します。
スパーセクションのバルサパーツにカンザシホルダーを組み立てますます。
左右のカンザシホルダーを作ったら、中央部を結合します。
カンザシホルダーをキット付属のケブラー?ロービングを巻き付け補強します。
主翼内翼を組み立てます。スパーセクションのバルサパーツを、2x8スプルース材を上下から挟んで接着。平板の上で圧着します。
直角を確認しながら、外翼との接合部のリブを接着します。
あれ、おかしい? 内翼は前縁上面プランクですが、端のリブがスパーと同じ高さです。
よk確認したら、外翼の端リブと番号の印字が間違ってました。接着をはがして交換は厄介なので、1枚だけ端りぶを新たに作ります。
端のリブを修正し、内翼上面のみのプランクを1.5mmバルサでします。歪まないように平板の上で、アルミ角材で押さえます。
外翼は2段上反角になっており、内側部分を作ります。
外翼の外側部分も作ります。
全体を研削し、カンザシの入り具合等を確認し、主翼の生地完成。
水平尾翼スタブとエレベーターを作ります。スタブの材料が非常に柔らかく、箱から出すときチョット強く持っただけで折れてしましました。ので、糸鋸盤で鋸目を入れて、0.5x3mmカーボンを埋め込みました。
更に後縁部にもカーボンを貼り付けました。
垂直尾翼フィンにもカーボンを埋め込みました。
全体をサンディングし、仮組みをして微調整し生地完成です。
フィルム貼りを終え、中央翼と外翼の接合のマグネットを埋め込みます。
スポイラーを閉じるためのマグネットを埋め込みます。
スポイラーサーボのホーンの長さが足りないので、シナベニアで延長します。
サーボを両面テープで貼り付けます。延長したサーボホーンでスポイラーを押し上げます。
オーナーが用意したサーボはKTSの耳なしタイプなので、アルミアングルで2個のサーボを一体化します。ロッドとホーンの位置関係により、2個のサーボの間に3mmバルサを両面テープで挟みこみます。
ラダーとエルロンのサーボ搭載。ロッドアジャスターを装着し、舵角調整します。
ラダーとエレベーターホーンの接続部のロッドはL型に曲げ、ロッドキーパーのスペースが無いため、ホイールリテーナーで固定します。
完成です。仕上げはE-ライトフィルム白とクリアレッド。
完成後オーナーより、主翼の白を2段目の翼端部分だけにして欲しいとの要望で、貼り変えました。
スパン:2000
レングス:1125
図面寸法
飛行重量:430
翼面積:36.16d㎡
翼面荷重:12g/d㎡
翼型;AG
仕様はネット検索調べ。