H101 Salto サルトの制作
スパン2300 FRP胴体 Vテールのピュアーグライダーです。
ランディングギアーの組立。ホールハウスに車輪を組み込みます。キット付属の車輪が合わなかったので、手持ちの車輪を組み込みました
胴体にホイールハウスを、マイクロバルーンを練りこんだエポキシで接着します。
ランディングギアーを取り付けた状態。
ホイールハウスを抑えるように、胴枠とメカプレートを3mmシナベニアで作って胴体内にマイクロバルーンエポキシで接着します。
Vテールの機体ですが、古い設計なので、Vテールをメカニカル機械式にコントロールするように設計されてます。
今の時代はVテールは、プロポのミキシング又はVテールミキサーでコントロールします。
バルサでサーボベッドベースをメカプレートに接着します。
バルサのベース上に3mmシナベニアのサーボベッドをネジ止めします。
主翼を作ります。
まず、キット付属の後縁材の曲がりが有りますので修正します。
図面ではエルロンの作動は、胴体内からワイヤーで行いますが、翼内にサーボを設置します。
エルロンサーボのためのリード線を通す穴をリブに開けます。
穴を開け終わってから、スポイラーを設置することを思い出しました。
リード線の穴を開け直します。
設計では主翼は部分プランクですが、オーナーの要望でフルプランクにします。
下面プランクの上でリブ組みをし、カンザシガイドをエポキシ固定し、これもオーナー要望のスポイラーを設置するための加工をします。
電動スポイラーが作動するか確認します。
上面のプランクをし、翼端ブロックを接着し、エルロンを加工します。
スポイラーにバルサのカバーを付けます。
スポイラーを展開した様子。
主翼の生地完成。片方を作った時点で、若干反り上がったので、もう片方も同じように僅かに反り上がるように制作しました。このグライダーは主翼中央付近がキャンバー翼型になっており、制作時にもう片方目が僅かに捻れてしまったので、カッターでプランクに縦目を数本入れて、捻じれを修正し、瞬着を流し固定、左右対称にしました。
Vテールを作ります。
中間のリブが細いので、バルサをはハギ付けて綺麗なテーパーになる様に調整します。
フルプランクの下面プランクの上にリブを載せて瞬着で固定します。
Vテールのジュラルミンパーツがハマる部分を作ります。
上面プランクの前にVテールがうまく合うか確認します。
プランクが完了し、動翼部分を成形しVテールが完成です。
動翼のホーンは図面では、古典的なピアノ線をクランク状の曲げて装着するようになってますが、カバベニアで作り動翼の木口に接着しました。
Vテールを仮に装着した状態。
図面では、動翼はテープヒンジですが、シートヒンジに変更しました。
主翼とVテールを仮組みし、主翼とVテールが平衡になるのを確認し、ジュラルミンのVテールパーツをエポキシで固定します。
仮組みしたついでに、主翼の左右バランスを確認。右が僅かに重かったので、左の翼端に4gの鉛を埋め込みます。翼端の形状は図面では、直角で角を丸める設計ですが、今風にエアロダイナミックデザインにしました。
生地完成です。胴体の塗装と翼のフィルム貼りに入ります。
FRP生地の胴体を空研ぎします。無数のピンホールを確認します。
ホームセンターで売っているアサヒペンの軽量パテでピンホールを穴埋めします。
軽量でサンディングしやすいスグレモノです。
FRP製の胴体を塗装しました。
水性スプレーで塗装です。パテでピンホールを埋めて、生地を研磨し塗装ですが、埋めきれないピンホールが出ます。
5回ほど吹きと研ぎを繰り返して、一応完了です。天井から吊るして10日から2週間ほど養生します。
主尾翼のフィルムを貼ります。
グライダーの翼は後縁が薄いので下面のフィルムを上に巻き込みます。そのまま上面を貼ると重ね目に段が出来ます。パテで段を平らにします。
主翼のフィルム貼り完了。
スポイラー部フィルムをカットし、内側に折り折り込みます。
電動スポイラーのトップ部も貼ります。剥がれないように裏まで巻き込みます。
スポイラーとエルロンのコネクターをMPXコネクターで纏めます。
胴体の塗装と翼のフィルム貼り完了。
Vテールと主翼組んでみました。主翼はカンザシによる2分割。Vテールは接着ですが、この時点ではまだ接着してません。